さて、ポジション解説シリーズも最後になりました。
センター（ＣＥＮＴＲＥ ＰＩＶＯＴ）編です。
【概要】
一見地味に見えますが、非常に重要なポジションです。
原則として最初のパスはセンターにするので、相手の反則によるリスタートを除く、ほぼ全てのプレイでボールに触れる事になるのです。
つまり「全ポジション中一番ミスをしてはいけない」ということ。
センターの安定感はチームの安定感に直結します。
【役割】
必須条件として、パスが上手く捕れる＆投げれること。
両ネットの左右シューターに対してパスを送るので、正確に、受け手が捕りやすいパスを心がけましょう。パスが悪いと、シューターの得点力の低下に繋がります。
また、センターがミスをすると試合の流れが悪くなってしまいます。高度なフェイントなんてかけなくても大丈夫。とにかく、ミスをしないことが大事です。
パスを捕る、投げるの他に、もう１つ大事な仕事があります。
それは、守備時のこぼれ球のフォローをすること。常に前衛の後ろをカバーしなければいけません。よって、かなりのスタミナを要求されます。
カバーが上手いセンターが後ろいるだけで、守備時の安心感が全然違います。前衛が弾いて逸らしてしまったボールを捕る。簡単なようで、とても難しいです。
【ポジション適正】
基本的に攻撃や守備は必要ないので、初心者の方でもこなせる、敷居の最も低いポジションでもあります。
まずはセンターから試合に慣れてもらうという光景も良く見れます。怪我のリスクの少ないポジションなので、男女混合チームの際には女性プレイヤーが担当する事も多いです。
そしてこのポジション、敷居は低く、ほぼ誰でもこなすことはできますが、やろうと思えばどこまででも上手く出来ます。
初心者から上級者まで、技量に応じて出来ることが増えていくのが面白い特徴だと言えます。
【世界ランカーの国でのセンター】
サッカーでいう「リベロ」みたいな感じです。
どちらのネットにも神出鬼没に表れ、攻撃にも守備にも参加します。
当然シュートも左右問わず撃つことができ、キャッチャー並みの守備力で空いたスペースのフォローもこなす。真の意味でのユーリティプレイヤーであることが求められます。マカオのセンターがその最たる例ですね。ホント凄かった。
色々書いたけど、とりあえず基本的にはパスを投げるポジションです。
ワンランク上を目指すなら、各シューターごとに一番捕りやすい（シュートにいきやすい）所を聞いておくと良いでしょう。
人によって、走りこめる場所がいいとか、山なりの方がいいとか捕りやすいパスは違ってきますので。
余談ですが、筆者はただの嫌がらせの為にカーブ、スライダー、ナックル、シュート、シンカーとチュックのボールで投げうる全ての球種をマスターしています。
今はライズボールとジャイロボールを練習中☆
シュートには使えないし、味方へパスする時の嫌がらせ以外にホント使い道がないですけどねｗ
