福ちゅく2nd

瀬上チュックボールクラブの活動記録(非公式)・イベント・技術指南・過去語りなどなど、チュックボールに関する話題を好きなように書いていくブログです。

各ポジションの役割(シューター編)

チュックボールにおける各ポジションと役割を解説していきます。

 

現在、日本での大会は全て7人制が採用されています。

昔の国際大会は9人制だったようですが、最近では7人になっているようです。

なので、7対7の試合を前提として進めます。

 

7人制の場合、基本的には以下のようなポジション分けとなります

 A:右シューター 各ネット1人(計2人)

 B:左シューター 各ネット1人(計2人)

 C:キャッチャー 各ネット1人(計2人)

 D:センター   1人

配置とかについては、後日分かりやすいように図を作ろうと思います。

なお、ポジションの呼び方ですが、ルールで正確に決まってない為、暫定的に瀬上で使ってるものにしています。正確な呼び方知ってる人は是非教えて下さい(><)

 

 

【A:右シューター】

右利きだと大多数の人がシュートをし易く、非常に人気のあるポジション。

 

(瀬上では)攻撃時に起点となり、シュート・パスに関わらず攻撃の度にスカイプレーに跳ばなければ(ジャンプしなければ)ならない為、足への負担もかなり大きく、意外と過酷なポジションでもある。走り回ったりする通常のスタミナと、ジャンプする為のスタミナの両方を要求される。特にジャンプ用のスタミナというのは意識しないと身につかない為、経験値も重要となる。

 

シュートの際には、起点(一本目)なので、万全のディフェンスに対してシュートを撃たなければならない。「わかってても捕れない」ような強力なシュートが必要不可欠。

また、パスにも高い技術を要求される。左シューターの得点力は「いいパスがくるか」で大きく変わってくる為、ディフェンスをしっかり揺さぶりつつ、味方が捕りやすいパスを心がける。

そのパスを活かす為にも、ディフェンスを釘づけにする必要があるので、的を絞らせない為のシュートコースの多さも重要。最低でも3方向に打ち分けれる事が望ましい。

 

シュート成功率(得点力とは別。失敗の少なさと言い換えても良い)もとても重要。

2人のタイプの違うシューターが居たとして、

 1、Aは20%の確率で失敗するが、当たれば100%決まるシュート

 2、Bは100%失敗しないが、シュートが決まる確率は50%

だったら、Bの方がより優れたシューターとして評価される傾向にある。

というのも、チュックボールにおいての「シュートミス」は即相手の得点となるため、味方の士気にも影響が出易いのです。

よって、何よりもまずはミスをしない事が重視されます。

 

守備については、本気で書くとメッチャ長くなるので後日。

基本チーム内で一番守備機会の無いポジションではありますが、守備が苦手だから右シューターやる!って安易な発想はダメ、絶対。近年は守備力も求められますw

 

要求されるものは多いですが、試合でボールに触れる機会がとても多く、何より一番目立つことのできる花形ポジションです☆

 

 

【B:左シューター】

右シューターを剛とすると、左シューターは柔。

右利きが普通にシュートすると、コースがかなり限定されてしまい、コースの打ち分けがとても難しい。でも、慣れてくると逆に打ち分けが楽しくなってくる。

右シュータよりも、より強く、シューターの個性が出るイメージ。

なお、左利きはそれだけで有利。

 

左シューターにとって重要なポイントは・・・

 1、パスを捕ってからの行動の速さ

 2、ディフェンスの動きを見て、瞬時にシュートorパスの判断をする

の二つ。右シューターが上手くディフェンスを引き付けてパスを出しても、パスを受けた後の行動が遅いと守備側が体勢を立て直してしまい、全て台無しになってしまう。

パスを受けたら、ディフェンスの動きを見て、手薄になっている場所に正確にシュートを打つ。もしくは、更にディフェンスを引き付けパスを出す。

本当に高いレベルになると一連の動作は全て「空中」で行われます。

広い視野、咄嗟の判断力、正確な動きと、フィジカル以外にも求められるものが多い。

身体能力に自信が無くても、技術だけで点が取れます。

参謀的なポジションで、敵味方を思い通りに動かして、戦術がハマった時の爽快感はここでしか味わえないw

 

 

【最後に】

今回説明したのはあくまで基本的な事や、瀬上での一例です。

瀬上では右シューターから攻撃をスタートする事が多いですが、左からスタートするのも勿論アリです。その場合、右と左の解説は逆に読んでください。

ボールを受ける順に、「一本目(今回の右シューターの解説)」と「二本目(今回の左シューターの解説)」と捉えてもらえると分かりやすいかもしれません。

(既にこの説明が分かりにくくしてる気がするw)

 

本当に理想を言うと、相手に的を絞らせないためにスタートは左右交互にやったり、場合によっては右左シューターを試合中にチェンジして攪乱したりしたいんですけどね。

片方に慣れるのにもかなりの経験が必要だし、それが両方ともなると実用レベルにするのは相当難しいですがw

 

 

次回は「キャッチャー」「センター」について解説します!