母校の体育館であり、競技に出会った思い出の場所。
瀬上チュックボールクラブの歴史はここから始まった。
在学していた小学生の時のみならず、中学校、高校と10年以上も関りがあり、それこそ「青春」の大部分を過ごした。楽しい事も、辛い事も色々あったけど、それでも良い思い出の方が圧倒的に勝ち越してるって断言できるぐらい、自分の中で特別な思い入れがある。
そんな体育館が、老朽化の為取り壊されることになったらしく、それに伴って、少し離れたところに新しい体育館を建ててることは知っていた。
それでも信じてなかったのか、はたまた目を逸らしたかったのか、とにかく思い出の体育館がなくなるって事についてちゃんと考えたことはなかった。
でも重機が入って、半分以上解体され、コートが撤去されている体育館を見て、途端に寂しさというか、なんとも言えない感情が去来した。更に工事が進んで、更地になった光景を目の当たりにしたら、ショック過ぎて言葉を失ったよね。
そんなことはあり得ないけど、昔からずっと変わらずにそこにあるものだから、これからもずっとあるものだと思ってた。
チュックボールも勿論だけど、小学校の時の体育の時間にやったドッジボール、休み時間のバスケ、学習発表会等の学校のイベントなど、母校らしく色々な出来事がまるで昨日の事のように鮮明に思い出せる。
この場所で過ごした時間は、自分にとってかけがえのない時間だった。
瀬上チュックボールクラブの練習場所が他に移ってからは、もう10年以上も中には入っていなかったけど、「一番好きな体育館は?」って聞かれたら間違いなくこの体育館だと答えるだろう。長い間お疲れ将でした。ありがとう。