ブログ開設から3周年
見返してみると、開設当初はまだチュックボール界は盛り上がりがあったよね。
ほぼベストメンバーで臨んだ国際大会の善戦から、世界の壁を知って新しい目標が出来た。そして続いた東アジア大会の国内開催で熱気は最高潮だった。
逆に自国開催の東アジア大会が終わった後、明確な目標の喪失から瀬上に限らず全国的にモチベーションが下がってしまった様に感じた。それでも東京チームの立ち上げや体験会などで界隈に新しい風が入ってくれるかなって期待が出てきたところでのコロナ禍による追い打ち。緊急事態宣言により体験会などはおろか、活動場所が無くなったり、イベントの中止や延期で場所によってはチームの存続自体が怪しい状況になった。
それでも我が瀬上TCは大きくモチベーションを失うこともなく、練習場所も市営の体育館を借りて細々と続けられていたのは不幸中の幸いだったけどね。
しかし、正直チュックボール界は競技の存続自体が大分怪しくなってしまったと思う。
SNS上でほぼ同時期に宣伝が始まった、所謂ベンチャースポーツにカテゴライズされるスピードボールやコーフボール、モルックなどには競技を始めるまでの敷居の差が顕著に出て大きく水を空けられてしまい、たまにTVなどには出るもののチュックボールの認知度っていうのは3年前とほぼ変わってないだろう。
瀬上のチーム内にしても、勿論モチベーションもあってみんな楽しくいい汗を流してはいるが、イベントや公式戦が無いせいで技術的には「現状維持」程度。やはり試合を目標に勝つために練習をしないと、劇的に能力は向上しないよね。
練習回数もギリギリだから、内容もあまり難しく出来ないしね。そんな中でも各自がスカイプレーなどを意識して良くやっている方だとは思うけど、目標を「国際大会で勝つ」とした場合には全然足りない。
まぁ虹ヶ咲をはじめ新規勢も嬉しい事に増えてきてくれたし、「仲間内で楽しくスポーツする」ぐらいなら花丸なんだけどね('ω')
ただやはり、国際大会経験者としては打倒台湾を掲げて練習したい気持ちもある。
現状みんなよくやってるし、チームも上手く回ってるし、自分も楽しめてはいるけど、やっぱり心の中に物足りなさもあるんだよね。
まぁ現状、国際大会の開催自体が夢のまた夢だし、出来る範囲で出来ることを積み上げてくしかないんだろうけど。
コロナ禍が終息したらって前提にはなるけど、チュックボール界全体で
・既存、新規問わず魅力的なイベントの開催
・普及についてチーム間の垣根を越えての意見交換
については本気で取り組んでいかないと10年後に競技が存続しているかも危ういと思う。まさに崖っぷち。
競技についてもレクリエーションスポーツとして見るか否かで全然違ってくるんだけれども、その辺細かく説明してたら記事2本ぐらい書けちゃうから割愛。
年々競技人口が減少しているこの現状を打破しない限り、未来はない。