日本選手権の大会後に、ルール等に関して国際チュックボール連盟会長 方慎思様より直々にご指導をいただきました。
更にいくつか質問にも答えていただけたので、忘れないうちにメモ。
一番確認したかったのはオーバーライン(着地)の判定基準。
国際ルールでの判定は非常に厳しく、国内とは反則になる基準が大きく異なるので、日本勢が国際大会に参加すると反則をとられまくってるんだよね。
普通に空中でボールを離しているのにも関わらず(基準を満たしていないと)反則を取られたりするんだけど、一体何に対して反則を取られたのかが分からないものが多くて、ストレスになることもしばしばあった。
人によってはジャンプの仕方や投げ方など、フォーム自体を根本的に変えなければいけないような場合もあるし、シュートコースの打ち分けも制限される(真ん中に落とす時のシュートフォームが反則になる)など、これまでシューター泣かせの大きな問題点だった。国際大会の最初の試練的な。
明確な基準が国内では誰も分からず、練習の仕様もない(あるいは憶測でやるしかない)とかなり厳しい状況だったんだけど、今回それを確認できたことは日本チュックボール界にとって大きな前進になったと言っても過言ではないだろう。
さて、肝心のルールについて肝となるのは、「早くボールを離すこと」。
逆にそこから反する「ボールの抱え込み」「滞空時間の長いシュート」「大きく振りかぶるシュート」はまず反則をとられると思って良い。
また、今までは漠然と下投げはダメって認識だったんだけど、確認したら「テイクバック(振りかぶり)が小さく、ボール離れが早ければOK」であるという。
(通常下投げのシュートをしようとすると、ボールの抱え込みや滞空時間にひっかかることが多かったから、反則をとられていたらしい)
世界NO1の台湾では、「ネットに到達するまでフォームが同じで、肘と手首の使い方と、回転によってコースを変える」のがスタンダードとなっているらしい。
そういったシュートは日本ではあんまり浸透していないが、確かに、強豪国を見ると上手いシューターはみんなそれが出来ているように思える。
でもこれ、やってみると分かるんだけど、ものすごい高等技術なんだよね。
説明だけされてもなかなかイメージがつかなかったと思う。
教えてくれた方慎思さんが、元々台湾のトップクラスのシューターで、現役を退いた今でも世界最高峰の技が健在だったから、そんな凄い方に実演付きで指導してもらえてイメージが掴めたのは本当に幸運だったと思うし、貴重な体験となりました。
時間や通訳の関係で、まだまだ聞き足りない事もあったけど、長年の大きな疑問がかなりの数、明らかになったので、今後の練習に活かしていきたいと思います。
2019.3.7 am11:20 一部修正