福ちゅく2nd

瀬上チュックボールクラブの活動記録(非公式)・イベント・技術指南・過去語りなどなど、チュックボールに関する話題を好きなように書いていくブログです。

普及の為の障害(問題点)について

チュックボールを広めたい!と言うものの、実際にプレイ人口が増えてないのは何故か。現在のチュックボール界が抱える問題点を中心に考えてみようと思います。

 

問題点1 用具がない

チュックボールをするには「ボール」「ネット」「場所」が必要です。

ボールはハンドボールとか、なんならドッジボールのボールでも代用出来たりもする。場所も室内だけじゃなくて、室外でも砂浜とかでも出来る。でも、一番大事な「ネット」は専用のもので、それがないと競技自体が出来ない。

そしてネットは日本じゃ購入するのも難しいうえに結構な金額がする。通常ネットならまだ探せばあるかもしれないけど、台湾ネットに至っては入手方法が確立してない。(台湾ともつながりは出来たので、これからの交渉次第で入ってくるかもしれないから期待したいけど)

ネットがダメになって解散したチームもあるぐらいだし、たぶん一番最初に解決しなければいけない問題だと思う。瀬上で使ってるネットも予備はないので、もし壊れでもしたらと思うと怖すぎる。

 

 

問題点2 競技に触れるまでの敷居の高さ

チュックボールって、ホント面白いんです。球技とかが好きな人なら、一度触れてさえ貰えれば好きになってくれる方も多いと思うんです。

ただ、それ以前の問題として、触れる機会があまりにも少ない。競技人口が少ないから、仕方ないって言えば仕方ないんだけど。

一番簡単なのは、普段やってるチームの練習に見学や体験で参加してみること。瀬上をはじめ、どこでも快く受け入れて貰えるし、専用の問い合わせフォームとかもあるはず。

でも、活動しているチームが存在しない県だったりすると、なかなか難しいよね。そしてそれが大多数っていう。

東京の方では他のベンチャースポーツとコラボ体験会とか面白そうなイベントもあるみたいだけど、地方だとそういうのも難しいしねぇ。

どこかで参加して、面白くてもっとやりたいって思った時に、先に言った用具の問題とかも出てくるから、その先に発展するのが困難。

 

問題点3 サポート体制が無い(スポンサーが居ない) 

※この項目は個人的な感想です

日本チュックボール協会もHPの更新がほとんどされてなく、正直なところ選手をサポートする体制が整えられていない。

日本のプレイヤーのレベルっていうのは、かなり高いほうで、遠征費用をはじめとするちゃんとしたサポート体制があれば、国際試合もたくさん経験して、世界でもかなり上のほうに行けると思うんだけど、人材や才能を活かせてないので所謂「宝の持ち腐れ」状態になってると感じる。

長年日本が国際試合に(呼ばれてはいても)参加しなかったのも、大会参加にあたってのサポートが全くなく、「自腹」だったからだしね。

一昨年に久しぶりに東アジア大会に参加した日本は各国から一目置かれる存在だったし、関係者は口々に日本のレベルの高さに驚いたって言ってた。

 

 

【総括】

以上、3つの大きな問題点でした。特に用具の問題が一番マズイんだよねぇ。

マイナースポーツのうえに特別な道具が必要ってのがかなりの足枷。

「体育館と人さえ居れば出来る!」ってものじゃないのがやっぱり敷居が高くなる原因なのよね。

競技自体は何度も言うけどホント面白いし、触れてさえ貰えれば気に入ってくれる人は多いと思うんだけど・・・。

 

成功例として、豊山さんみたいに町ぐるみで取り組むのは凄くいいと思った。学校の選択授業にあったりとか、毎年町民大会を実施したりとか。

町おこしの方法としてもアリだと思うんだけど、行政の中枢に理解のある方が居ないと難しいって聞いたことがある。

 

あとサポート体制については俺の個人的見解だし、運営側の苦労を知らないから勝手に思ったことを言ってるだけなので、真の問題点を理解した上での発言ではないことをご理解いただければ幸いです。あくまでいちプレイヤーの意見ってことで。

 

いやーしかし問題点結構多いな・・・

個人レベルではどうしようもないことも多いし。

 

ちなみに、瀬上では、依頼があればどこでも(現実的に日帰りできる範囲なら)用具持参のうえ講習会をする用意はあり〼。

俺も中学校の選択授業で講師したこともあるし、何か要望があれば可能な限り対応したいと思っています。